素材とチョコレートを合わせるということ
最近、「素材とチョコレートを合わせる」ということについてよく考えています。
つまり、その素材と、そのチョコレートのベストマッチを探っていると言っても良いかもしれません。
どのような素材を使うか、どんな加工をするか、どんな食感を残すか、どんな香りを感じてもらうか、チョコレートの産地・品種、チョコレートはブレンドするか、シングルビーンズを使うか、などなど・・・
作りながら、ふと、シンプルなケースがありましたのでご紹介します。
この素材は、フリーズドライのフランボワーズです。
フリーズドライとは簡単に言うと、冷凍させた状態で乾燥させる加工方法です。
新鮮な採れたてのフランボワーズを冷凍し、乾燥させてありますので、風味がとてもフレッシュです。
このフリーズドライのフランボワーズとチョコレートを合わせたお菓子が、当店では「マンディアン4枚入り」の中の1つにあります。
まず、フリーズドライのフランボワーズをフードプロセッサーで粉末にします。
これをベルギー製のホワイトチョコレートと合わせます。
ホワイトチョコレートといっても、たくさんの種類がありますが、ここではベルギー製のカカオ33%のものを使います。
このベルギー製のホワイトチョコレートの1番の特徴は、味わいがすっきりしていること。
バニラの香りや、甘みが強いと、せっかくのフリーズドライのフランボワーズの甘酸っぱい酸味とフレッシュな香りが活かせません。
素材の味をストレートに出したい時によく使うチョコレートです。
混ぜ合わせたものを、型に絞って固めます。
このピンク色がなんとも言えない可愛さです。
素材とチョコレートが合わさって、1つのお菓子になる。
とても面白いですね。
今回はとてもシンプルなケースでしたが、ボンボンショコラなどではもっと複雑な組み合わせもあります。
素材とチョコレートの組み合わせは無数にあります。
無数にあるからこそ、楽しみは尽きませんね。
オンラインショップ
マンディアン4枚入り
https://chocolate-branch.stores.jp/items/5e5c743fdee1bc4bfa30a9bf
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